幸呼ちゃんの独り言

「なぎさちゃんとかりんちゃん」

子供が産まれたら、犬を飼いなさい。

子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。

子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。

子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。

そして子供が青年になった時、

自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。

(イギリスの諺より)

「日々のこと」

ここには好きなことをかきます

日々のできごと、わん、にゃんの様子

アホな話

ちょっとまじめなお話


どうぞ、息抜きがてら

ときどき覗いてやってください

幸呼の会の由来(*^^*)

7〜8年前のことだろうか?
若い友達がシェルティの記事をシェアしていた。
「この仔どしたん?」
と聞いたら
「よぉわからんけど、迷子みたい。
投稿主さんに聞いてみて」

問い合わせたら
「迷子らしい、飼い主さんを探している。
松山市保健所におる」
と教えてもらった。

それをきっかけに
愛媛県の犬猫事情も教えてもらい
この世界に首を突っ込み
今では足を洗うこともできなくなった。

譲渡仲介者制度ができたと聞いてすぐに資格を取り
初めての譲渡対象になったのが
宇和島市からセンターに収容された
下半身付随の柴犬っぽいワンコだった。

北海道のご夫婦からのご依頼に
後脚を引きずって寄って来るけど
排尿便が垂れ流し状態であることをお伝えしたら
「それでも良いです。うちの仔にしたいんです」
でも、その仔はセンター内で体調が悪くなり、亡くなった。

亡くなる直前に電話で
「せめて名前だけでも付けてあげてください!」
と言ったら
「ここちゃんです。
幸せに呼ぶと書いてここちゃんです!」
『引き取るワンコに幸せを呼び込めるように
家族になる自分達にも幸せが呼べるように』
との願いを込めてと言われた。

『幸呼の会』は
ここちゃんの名前からもらった。
幻の譲渡第1号の幸呼ちゃんのことを忘れないように
初めてこの世界を知った日の衝撃を忘れないように
譲渡仲介者になろうと思った気持ちを忘れないように…
北海道のご夫婦の願いをそのまま幸呼の会の願いとして…

幸呼の会のイラストは
和歌山県在住の友達がイラストレーターで
これからがんばれ!と数枚描いてくれた。

あの頃と比べたら
殺処分数は10,000程減っている。
それでもワースト1とか2…
殺処分数が減ったのは
センターが殺処分しなくなったからではなく
収容数が減ったからである。
収容されなければ殺処分されることはない。

相変わらず
「庭に猫が…」とか
「近所の猫が…」とか
「犬飼うたけど、こんなはずじゃなかった」とか
個人や行政から電話がくるが
それぞれが自分にできることを考えて行動してもらえたら
もっともっと収容数は減らせる。
そしたら殺処分数も減る。
センターがシェルターになる。

幸呼ちゃん、見ててよ!
あなたのように車にはねられて
そのまま捨て置かれてセンターに収容されることのないように
あなた達犬猫にもっと優しくできる愛媛県になるけんな!

そう思いながら今日も電話をとる。
「はい、幸呼の会です。
どうされました?」